出会い系サイト規正法

出会い系サイトの利用を巡る環境は、平成15年の出会い系規正法の制定によって大きく変化しました。
それまで未成年の利用が蔓延し、援助交際の温床になっていることが社会問題にもなっていましたが、この規正法によってより安全に出会い系サイトが利用できるようになりました。
では、この出会い系規正法とはどのようなものなのでしょうか。

正式名称は非常に長く、「インターネット異性紹介事業を利用して児童を誘引する行為の規制等に関する法律」といいます。
この名称から見てもわかるように、児童、つまり中学生や高校生といった18歳未満の利用を排除するための法律です。
ですから、出会い系サイトには18歳未満の会員は存在していないことになります。

ただ、現在でも18歳未満が利用し、援助交際などを行った出来事がニュースをにぎわせることがあります。
これは本人が年齢・身分を偽って入会・利用したことはもちろん、出会い系サイトの側でもチェックが甘かったことが背景にあります。
これは他の利用者にとっても切実な問題で、もし交際した相手が18歳未満の場合には、とばっちりを受けてしまう可能性もあります。

それを防ぐためには利用を検討している出会い系サイトが、しっかりと年齢のチェックを行っているかどうかを事前に確認しておくことが求められます。
要は自分が入会する際に年齢をしっかりチェックできるかどうか。
簡単に入会できるからといって、必ずしもよい出会い系サイトとは限らないことをこの出会い系規正法からも踏まえておきたいところです。